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TOPICS  2008年02月14日号

SWF・政府系ファンド

【用語】
SWF(ソブリン・ウェルス・ファンド)とは外貨準備高や年金、石油輸出収入などで蓄積された政府資金を元手に、債券や株式等の外国資産に投資する運用・管理機関を指す。
政府系ファンド、国富ファンドとも呼ばれる。

最近では機関投資家から集めた資金に、借り入れによるレバレッジを利かせて運用していたPEファンドが、サブプライムローンで大きな損失を提示したのを機に、運用資産が推計60兆円~100兆円とされる世界最大規模のアブダビ首長国・アブダビ投資庁(ADIA)が米シティグループにいち早く出資を表明の姿勢をだすなど、その行動に注目が集まった。

【詳細】
SWFは国家の意思の下で莫大な資金を動かすのがその特徴である。
米モルガン・スタンレーの推計によれば、SWFの累計資産運用額は約2.5兆ドル。(07年三月末)
UAEなどの産油国やシンガポールでは運用経験が長く、大半が米国債に投資してきた。
ただシンガポールのGICなどは、日本の不動産投資にも積極的だ。

しかし運用方針はおろか、資産規模すら開示していないファンドがほとんどであるため、
実態は秘密のベールにつつまれたままで不透明性があり、市場への台頭に関しては懸念の声も上がっている。

そのようなSWFの中で唯一の例外がノルウェーの「政府年金基金」である。
この基金の財源は、“原油輸出による収益”であり、運用目的は“石油枯渇後の子孫に年金を払い続けること”と
明確な国家意思を体現して運用されている。
投資対象は専門家の下で絞って運用され、毎年の投資戦略や内容は開示されており、透明性を維持している。

SWFは「官」でありながら「民」の顔をもつ存在である。
日本においても現在、政府系ファンドの案が調査・研究の対象になりつつある。
巨大なファンドであるSWFが市場へこれからどのように参入し、影響を与えていくのか。
その活動には注目である。
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