概要 |
プロパテントの強かった米国に比べて数段遅れていたわが国の知的財産権の保護は、近年、相次ぐ特許法や著作権法等の関連法の改正や知財高裁の設置などに見られるようにドラマティックに強められてきた。
その中でも、特許権、著作権、商標権、ノウハウなどをいかにうまく使い又は使わせていくかということが、ビジネスに関し最大の関心事となってきている。とりわけ、近時、技術標準に関するFRAND条項などが注目を浴びている。また関連の訴訟の数も急激に増大してきている。このようにライセンス契約の重要性は、一歩誤れば、ビジネスの命運を左右しかねない状況にある。
ライセンス契約には、従来からの特許等の産業財産権に基づくもの、著作権に基づく近時のソフトウエアに関するもの、そしてノウハウに関するもの等に分けられよう。本講座では、このように実務上重大性を持つライセンス契約を、実務的観点から、契約上の各条項を一般的に説明し、特許法、著作権法、商標法、不正競争防止法等に基づき、さらに留意すべき点を詳細に説明した上、知的財産権の行使に関し、独禁法上の制限に関するガイドライン及び排除型私的独占の影響について説明するものである。 |